スタンディングデスクを2年ほど使ってみた

健康
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人が生活を送る上での基本的な姿勢として、寝ているとき、座っているとき、立っているときの3つの姿勢があります。

皆さんは1日のうちどれだけの時間を座って過ごしているでしょうか。

現代人は座っている時間の割合が大きく、運動不足などにつながっているようです。

日本人は特に座る時間が長いそうで、家でスマホの操作や食事をしている最中、車の運転などで多くの時間を座って過ごしています。

デスクワークをしている人であればさらにそれだけ長い時間座った姿勢をとっています。

長時間座り続けることは筋肉の衰えや血液の巡りが悪くなることによる死亡リスクの増加につながり、身体的にも精神的にも健康面で悪い影響を及ぼす。

また、正しい姿勢で座っていたとしても、腰や首、肩に負荷がかかっており、長時間座り続けることによって慢性的な痛みを抱えて生活を送ることになる。

僕も普段の生活では寝ている時間を除けば座っている時間が格段に長く、1日の大半を腰や首に負荷がかかる姿勢をとって過ごしていました。

座り方や椅子の座り心地、デスクの高さ、モニターの位置調整と座っているときの姿勢や環境にいくら気を配っても負荷を軽減することには役立ちますが、負荷をゼロにしてダメージが全くない状態というわけにはいかない。

定期的に椅子から離れて、休憩したりストレッチをしたりしたとしても、それだけでは腰や首にかかっていた負荷による疲労の蓄積は解消されず、慢性的な痛みに悩む。

休憩時間を長く取り、一時的には痛みが緩和される。ただ、休憩を終えて再び座ってしばらく経つとまた同じような痛みに襲われてしまい疲労は溜まる一方で、集中力の低下にもつながる。

長時間座り続けることによる痛みから逃れようとして姿勢が悪くなり、座っている限り体のどこかの部位に負荷を集中させてしまう。

休憩やストレッチは対症療法であって座っている時に発生する負荷の根本的な解決にはならないので負担を軽減するには座る時間を減らすしかないなと考えるようになる。

スマホやパソコンでのドラマや映画などの動画コンテンツの視聴やsnsの利用、読書、勉強などの行為は必ずしも座った状態でなければできないというわけではなく、それらの一部を立った状態でもできるようにスタンディングデスクを導入することに決めました。

スタンディングデスクを家に設置してから初めに椅子やソファー、ベッドは座った状態、横になって寝ている状態での利用を想定した家具で、家の中で立った状態で利用する家具は珍しいなという感想を抱いた。

座り続けて疲れたということはあっても立ち続けて疲れたということは家の中では発生しない。家の中にいて立ち続けることがないからだ。

家という空間は仕事や学校などの用事で外出から帰ってきて、疲れた体を癒し、リラックスするために過ごす場所で、そのときの落ち着いた姿勢というのは座っている状態。

実際に利用してみると、立っている状態でパソコン作業や読書をしていると、背筋が伸びているために腰や背中の痛みや肩こりをかなり軽減してくれる。

立っている状態でも座っているときと同様に同じ姿勢を取り続けていると疲労が溜まってきます。そのため、休憩は必要です。

立っているときの方が体を動かすことのできる可動域が多い分、重心を入れ替えたり、少し体を動かしたりと短い時間でも負荷の分散がしやすいため長時間の作業に向いている。

座っている姿勢では座り直したとしても大したリフレッシュにはならず、結局立つ姿勢へと切り替えて休憩することになる。

気をつけないといけないことは立った状態でノートパソコンを利用すると座っている時よりも首の角度を下に向けることになり首への負荷を増加させてしまうことです。

座っているときには、椅子の座り方や背中、首を曲げることで負荷が分散する姿勢をとることができましたが、立っているときでは首以外の箇所は伸ばした状態であるため、全ての負荷が首に集中してしまう。

座っているよりもさらに机の高さやモニターの位置、首の負荷に気を配ることで快適な環境を整えることができます。

また、立っている姿勢は足の裏への負荷が増加するため、接地面が硬い素材だとそれだけ負担をかけてしまうことになります。

そのため、スリッパを履くか適度に硬いマットを敷くなどして負荷を軽減することができます。

スタンディングデスクを導入することによって、活動中は座るという選択肢しかなかったけど、立つという選択肢を持てるようになったのはよかった。

同じ姿勢を取り続ける必要がなくなって、1つの姿勢を維持することに疲れたら別の姿勢へと切り替えればよく、痛みも改善することができるし気分の切り替えにもつながる。

座った姿勢でも立った姿勢でもどちらも長時間、同じ姿勢を維持することは血行不良や負荷がかかりやすい部位の疲労につながるため、適度に切り替えてバランスよく使っていきたい。

それではっ!

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