ここ数年は、毎年紅葉を観に京都へと行くのが恒例になっています。
今年は暑い夏が長くて、時期的には秋になってからも、10月には残暑が続き、11月になっても徐々に真夏の暑さと比較すれば気温が落ち着いてきていたのに、また気温が高くなるという日が続いていました。
暦上は9月から秋ではありますが、秋を感じるのがとても遅く、やっと秋らしくなるかと思えば、一気に気温が下がり、冬を迎えています。
夏から冬へと秋を挟むことなく季節が変わったように感じられました。
秋になったら紅葉に行こうと予定はしていたものの、気づけば11月も終盤に差し掛かっていてました。普段であれば、紅葉のニュースを見てからいつ行けば綺麗に観れるか見頃を確認してから行くのですが、今年はたまたまなんだろうけど、見る機会がまったく無かった。
まだ秋が始まったばかりの感覚でいたため、いつ頃になるんだろうと待っていたら危うくタイミングを完全に逸してしまうところでした。
今年も1度くらいは紅葉を観ておこうと先日、京都の龍安寺と鹿苑寺(金閣寺)に行ってきました。
紅葉を観に行く時はだいだい京都に行っています。
最初に行ったの龍安寺です。
京都駅からバスで30分ほどで行くことが出来ます。
バスの表記だと竜安寺だったので、少し別物なのかと迷いましたが無事に龍安寺に着きました。
龍安寺は京都でも日本人に限らず、海外からも人気の高い観光地の1つで、枯山水の石庭が有名です。水を一切使うことなく、石や白砂などで山や川の自然を抽象的に表現する庭園様式のことです。
1450年に細川勝元が妙心寺の義天玄承を開山として創建され世界遺産にも登録されています。エリザベス2世が日本に来た際に公式訪問したことで世界的にも知名度を上げたそうです。
石庭には東西25メートル、南北10メートルの空間に15個の石と敷き詰められた白砂を組み合わせて構成されています。
どの角度から見ても、14個の石しか見えないように意図して設計しているそうで、東洋の世界では15は完璧を表すため、1つの石を見えなくすることによって不完全な庭を表現していると言われています。
抽象的に表現されているので、観る人によって様々な解釈ができそうですね。
ちょうど人がそんなに多くなく座りながらじっくりと石庭を眺めることで、心を落ち着かせることができた。
龍安寺の枯山水はほとんどが石と砂で構成されているため、石庭自体の変化は1年を通しても小さく、自然を切り取り固定したように感じられる。
今回で2回目だったけれど、また京都に来た際には行きたいスポットです。
ランチは龍安寺の境内にある、西源院に行きました。
暖簾をくぐると食事処まで情緒ある日本庭園が広がっています。
座敷に案内されると席が庭園を望むことができるように配置されていて、庭園と食事を一緒に楽しむことのできる空間で湯豆腐を注文しました。
ご飯も勧められたため、湯豆腐はそんなに多い量ではないという確認を取ってからそちらも注文。
料理が来てから、お会計が先払いだという旨を伝えられたので、湯豆腐:1800円、ご飯:200円の合わせて2,000円を支払いを済ませる。
注文時に先払いパターンはたまにありますが、今回のパターンは初めて。
テーブルの上にあった七輪に出来上がった状態で運ばれてきます。
(どうして写真を撮るときにお玉をどかしてないんだ)
鍋には湯豆腐の他にも白菜、紅葉麩などが入っていました。
湯豆腐はとてもあっさりとした易しい味わいで、醤油ベースの出汁につけていただきます。
豆腐の量は思ったよりも多く、ご飯は注文しなくても十分にお腹が膨れると思います。
龍安寺の名物である湯豆腐と日本庭園を十分に堪能することができました。
ランチを食べた後は、鹿苑寺へと徒歩で移動。
鹿苑寺は金閣寺としてよく知られていて、1937年に足利義満が西園寺家の別荘を譲り受けて、舎利殿を中心に北山殿を作ったことが始まりと言われているそうで、金閣を中心とした建築と建築は極楽浄土を表現しているそうです。
こちらも中学校の頃の修学旅行以来、2回目でしたが、金閣寺の金箔部分が湖面に映る姿が綺麗で美しかったです。
外国人観光客がとても多く、人気な観光となっているようです。
今回のタイミングで初めて一眼レフを持って出かけました。もちろん外で撮るのも初めてでした。いきなり遠出する時に使うんじゃなくて、何枚か外で試しに撮っておけばよかったです。
頻繁に写真を撮っているわけでもないので、シャッタースピード、絞りなどの調整が難しく、白飛びが激しかったり、逆に暗くしすぎたり、焦点が全然合ってないとかの様々なことが重なって、なかなか綺麗には撮れませんでしたが試行錯誤するのは楽しかったです。
初心者なんだからオートモードで撮ればいいものをせっかくだからとマニュアルモードでパシャパシャして、失敗作を量産。
設定によって、見ている景色は変わらないのに撮れた写真の印象は大きく変わるのが改めて面白いと思わせてくれました。
スマホで撮るほうが楽だし、そこそこ綺麗に撮れるからただ単に思い出としての写真であるなら、一眼レフを使う必要はないのかもしれない。
美しい写真を残すならどちらでも可能であるけど、一眼カメラは肉眼で捉えていない新しい発見や被写体に抱いたイメージをより写真に表現したいという欲求にも応えてくれます。
カバンに入れて持ち運ぶ分には、思っていたよりも軽くて持ち運びやすかった。ただ首にカメラをかけての移動はとても首が疲れて痛めそうだったので、移動する時は鞄にしまうか、肩にかけた方がいい。
次出かけるときに、もう少し上手く撮れるように練習しておこう。
それではっ!