先日、発表する機会がありまして、発表練習する時間をあまり取らずに資料だけ作って発表に臨んだ。
緊張はしたものの、昔ほど緊張することがなくなっているというか、緊張と仲良くなれている気がした。
緊張を強く感じるかどうかで心の余裕を持ちつつパフォーマンスを発揮できるかが変わってきます。
僕は緊張するということに耐性がなくて、身体はガチガチだし声もまともに発声できている気がせず捨て去りたいと思っていたけれど、緊張するのは仕方がないと諦めることで緊張状態でも大きなストレスを感じることがなくなりました。
- 人が緊張するシチュエーションは様々あります。例をあげてみます。
- 人前でプレゼンやスピーチ、会議などで多くの人に対して話す
- 舞台や演奏、スポーツなど人前でパフォーマンスをする
- 大切なイベントや試験前にその結果に対する不安を感じる
- 新しい環境や未知への挑戦といった経験
選択することでその後が大きく左右される人生の重要な決断を下すとき
人が生きている限り、緊張からは切っても切り離せないものである。僕が意識している緊張の対処方法を紹介します。
緊張しないでと言われたら聞き流す
人は否定形で理解するのはできないようです。そのため、他人からの「緊張しないで」という感情や状態に対する否定形の言葉は緊張をより促進してしまい逆効果になる。もし緊張するシーンに向かおうとしているひと、もしくは自分自身に対して声をかける場合には、「リラックスしよう」とか「気楽にいこう」と肯定的な言葉によって状況を前向きに捉えることができ緊張をほぐすきっかけとなります。
不用意に緊張を与えられているということを認識できるだけでも効果があると思います。
緊張を受け入れる
誰であれ、人が緊張するシーンでは緊張するのだから無理に緊張してはいけないと自分に言い聞かせたりしても緊張が解けることはありません。緊張が解けないどころか、余計に緊張をしてしまう。
緊張をやっつけるという考えは捨て去り、緊張を受け入れて共存する方が得策であると言えます。
適度な緊張は注意力を高め、身体を戦闘または逃走モードに切り替え、課題に対する集中力を高めることができます。
これにより、新しい状況に対処したり、パフォーマンスを向上させたりするのに役立ちます。
極端な緊張は、身体的・精神的な健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、自分自身の状態を理解し適切な対処によってコントロールできるとポジティブなこととして受け入れることができる。
すぐ終わると思っておく
緊張している時は、いつまでも続くんじゃないかと精神的に疲れてしまうけれど、イベントが終了すればその緊張から解放されます。イベントが終われば、なんであんなに緊張していたのだろうと不思議にすら思うこともあるため、リラックスして気楽に臨もうくらいの心持ちでいましょう。
通常はずっと同じレベルの緊張が維持されているわけではなくて、状況の変化に応じて徐々に下がっていくものです。この時にあまりにも自分は緊張状態にあるということを強く意識しているとパニック状態に陥ってしまうことにもなります。
ピークの緊張状態はいずれ過ぎ去り状況を把握する余裕も生まれるため、今すべきことに集中して緊張していることは意識から追い出してしまうと良いです。
失敗してもいい
失敗した時のことを考えると身体がガチガチに固まってしまいます。特に注目を浴びてる場合は、失敗してしまうと余計に注目を浴びてとても恥ずかしいと感じるためになんとか失敗しないように乗り越えようとします。
そんな思いから緊張をしていると思うようなパフォーマンスを発揮することができずに成功からは遠のいてしまう。練習ではうまくできていたとしても、緊張のある本番では普段と同じようにリラックスした状態で過ごすことは難しい。
そもそも慣れていないことをして失敗しないことの方が珍しいです。失敗したくない気持ちが出てしまうものではありますが、失敗してもいいと考えることで気負いすぎることなく余裕が心の余裕が生まれます。
仮に失敗しても、失敗しちゃったなと事実を認識するのみで精神的なダメージは大きくならずに済みます。
誰も覚えてない
失敗に関わることですが、実際に失敗しても長期的には誰も覚えてない。一時的に恥ずかしい思いをするかもしれませんが、頻繁に注目を浴びたりすることがなければずっと覚えている人はほとんどいない。
もしかしたら一部覚えている人もいるかもしれないけれど、誰も自分の失敗なんて覚えていないだろうと思うことにしている。
自分の失敗を一番印象深く覚えているのは自身であることが圧倒的に多いです。次の機会に改善して活かすことができればそれでいいのです。
深呼吸する
身体と精神は別々のものとして考えられることが多いように感じていますが、2つは相互に影響を与え合っています。精神にストレスがかかると身体は強張り、呼吸が浅くなり早くなります。精神から身体へと影響を受けることもあれば、身体から精神に影響を与えることも可能です。
意識してゆっくりと大きく息を吸い込み、ゆっくり吐くような深呼吸することによって身体の緊張を緩和することができます。
深呼吸ではなくてもストレッチするなど自分でリラックスすることができる方法があるなら実施することで緊張状態をコントロールすることが可能となります。
緊張から解き放たれることはありませんが、工夫次第でパフォーマンスが明らかに低下するほどの重圧を感じない程度には緊張とうまく付き合えるようになります。
参考になれば幸いです。
それではっ!