足裏のアーチ(土踏まず)いつの間にか消失してる

健康
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ある時風呂場から出て、床を歩くと濡れた足跡が足裏を完璧に模っていることに気づきました。気にも留めていなかっただけで正確には気づいていた。

存在していたはずの土踏まずがいつの間にか綺麗さっぱりなくなって平らになってる。運動をしっかりとしていた頃はアーチの高さがしっかりとあったのに、いまやデスクワークで座っている時間がとても長いし、運動している時間と量は確実に少なくなっているせいで見る影もありません。

足裏のアーチがここまで低下して平な状態はになっているということは、偏平足になっているということになります。

アーチがなくなって、偏平足になると身体の重心に影響があって足に余計な負荷がかかってしまうことは知っているけれど、土踏まずの役割と偏平足がどんな状態なのを指しているのかは詳しく知らなかったので、調べてみました。

本記事ではアーチと一言でまとめていますが、内側縦アーチ・横アーチ・外側縦アーチと3つに分類されます。僕がアーチと言っているのは内側縦アーチのことを指しています。

土踏まずってなに?

土踏まずはかかとと指の間中央付近かつ身体の内側にある凹んだアーチ状の場所を指します。生まれつき備わっている物ではなく、足の筋肉を使うことによって発達していきます。個人差が大きいようですが、アーチが未発達な子供が増加する傾向にあるようです。

主な役割は3つほどあります。

  • 歩いたり走ったりする時に、地面からの衝撃を吸収し、足やひざの関節など身体への負担を軽減するクッションになります。
  • 重心のバランスを取ることで適切に体重を分散します。
  • 地面からのエネルギーを進行方向へ効率的に推進力へと変換します。

その他にも歩行時の疲労軽減や足首の捻挫などの怪我予防など様々な役割を果たしています。

土踏まずにここまでの役割があるとは思っていなくて、驚きました。

僕自身普段歩く場所も舗装されていて平坦な道であるため、足裏の筋肉をあまり使っていないのだと思います。

最近は家での筋トレ・HIITの負荷は極端に変えてないにもかかわらず、通勤で歩く距離が延びて、なおかつ社用PCを持ち運びしているために膝裏に痛みを生じさせてしまいました。常に痛いわけではありませんが、1週間以上継続しているためもしかすると筋を負傷してしまったのだと思います。

土踏まずのアーチがあったら負荷の軽減ができて、スクワットなど足に負荷のかかるトレーニングを控える事態にはならなかったでしょう。

偏平足になると何に困る?

偏平足は足のアーチが極端に低くなっている、またはほとんど平らになって足の裏全体で身体を支えている状態のことを言います。原因はさまざまで親から子へと遺伝する、足裏のアーチが維持できなくなるほどの過剰な体重、長時間の立ち仕事や過度の運動などによって引き起こされます。

偏平足になることで土踏まずの役割が失われてしまうことになります。

地面からの衝撃を吸収しきることができないために、足・膝・腰の痛みや足が疲れやすくなってしまいます。また、重心のバランスも悪くなり歩行時に足が内側に傾いてしまうことで姿勢が乱れてしまう。

ちなみになんですが、逆にアーチが高くなりすぎている状態を凹足と呼ぶそうです。アーチが高ければよいということでもないようです。この状態では、体重の分散を上手くできずに指先に負荷が集中してしまいます。その結果として、痛みを生じさせてしまうことがあるそうです。

姿勢が悪くなると見た目をはじめとして、肩こりや猫背、呼吸や消化など影響は多岐に渡ります。

たまに、道を歩いていると極端に身体の内側に足首が傾くような歩き方をしている人を見かけます。靴のすり減り方が、平行ではなくて斜めになっているため、ますます足首への負担を助長してしまっている状態です。

なかなか偏平足になっていて、足裏から姿勢が悪くなっていると考えることはありませんし、自覚することも難しいようです。

短期間であれば、影響も大きくありませんが将来的には大きな影響を受けることになりかねません。内側へと傾いている状態を正常だと認識してしまうことで、本来の状態へと戻すことが難しくなります。

偏平足には先天的、後天的に獲得するものとがあり、全てが問題を引き起こすわけではなく、アーチがなくても特に症状がないという可能性があります。こういった場合は、治療も必要ないため気にせずともよいそうです。

偏平足の治療や土踏まずをピンポイントで鍛える方法はあるのでしょうか?

3つほどご紹介します。

  • 立っている際には足のみで体重を支えることになるため、体重管理を管理することで負荷を軽減することができます。
  • 足裏のストレッチや指の力でタオルを引きよせるトレーニングによって偏平足の予防・改善につながります。
  • インソールが入っていて、バランスを矯正してくれる靴を選択する。こちらの対策は偏平足を根本的に改善するわけではないです。自分に適していない物を選択してしまうと他の部位へと負荷を高めてしまうことにつながります。個人で判断するとむしろ悪影響の場合がありますので注意してください。

なかなか鍛えようと思って鍛えることのできる部位という印象です。健康のためにウォーキングなどの運動をしていたらアーチができていたという事の方が多そう。

土踏まずがあることで、足だけではなく身体全体の健康に影響を与えます。足腰、背中の負担軽減や姿勢の改善、疲労の軽減につながるため、立っている態勢と歩行動作でとても重要な役割を果たしています。

に気遣うことで寿命を延ばしている効果が実感できることはまずなくて効果のほども分かりづらいですが、健康寿命であれば運動習慣を身につけることでより確実に伸ばすことができます。年を取ってもなるべく自分の足で歩き続けたいですね。

それではっ!

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