仕事っていまだに穴を掘って自分で埋めるような無駄になる作業が多く減らすのも難しい

仕事
スポンサーリンク

こんにちは。ゆうまきです。

仕事をしていると、上の立場の考え方や組織としての方針に変更や修正が入ることによって、実作業をしているプレイヤーにも大きな影響をもたらしたくさんの修正が必要となることってありますよね。

上司の言っていることが二転三転とコロコロと変わることはままあることだと思います。

先日、僕も穴を掘ってまた埋めるような作業をすることになりました。

優先度高い作業が割り振られ、わりと機械的な作業であるものの結構な時間が取られる、しかもかなりの短納期。 この作業は複数回発生するので、切実に早く自動化して欲しい。 予定していたタスクも残っていたために、当然のように残業して対応することに。

リソース不足や予定していなかった作業が発生することの考慮がされていないのか、スケジュールを立てていながらも予定通りに進行することがほぼないです。おまけに指揮系統が複数あることもあって、他にも作業が振られているのはお構いなしに仕事を投げてくる。 断るという選択もなく、残業はしていいからとのお達しが。こっちは仕事を増やされて普段よりも多めに残業をするのだからお願いされる立場でしょ。なんで残業させてくださいとこちらがお願いしている立場のように話しているの?とかなりの違和感があった。

作業を無事に終えて、その日は報告して終了。次の日の定時間際に方針が変わりましたとの連絡がきた。昨日対応した作業は無くして欲しいと。

この作業が資料作りとか、検討事項などであれば、一時停止もしくは完成していたら無駄になったなで終わります。急いでやったのになんだったのかと納得はできないでしょうが。今回のは、なお悪く作業をなかったことにするための作業が発生するのです。内心、たった1日やぞもう少しだけ作業割り振るの待てなかったのかと思いました。しかも、全容はもちろん把握してはいませんがその変更は予期できるものだったはずなのです。上司に当たる人も悪気はないのでしょうが、ほんと嫌がらせのレベル。

ただ、僕に作業を割り振っている上司も同じ状況に陥っている可能性はあるため、上司にいくら腹を立ててもしょうがないのです。

穴を掘らせて、その穴をまた自身の手で埋めさせるという行為は、無意味な作業を何度も繰り返し行わせることによって無力感を感じさせる手法として有名ですよね。

心理的な疲弊をもたらして、抵抗する意思を削ぎ落し自発的にやる気をなくさせることで、従順さを生む狙いをもって用いられます。人は自分の行動が結果に影響を与えないということを学習してしまうとやがて努力自体を諦めてしまう状態に陥る。この心理的作用を利用して無意味な作業を繰り返すことで、行動や目的に意味を見出せなくなり徐々に無力感や絶望を抱くことになる

あからさまでなくとも、似たような構図はよくあるのではないでしょうか。

誰のために作っているのかよく分からない資料作成、目的が不明で結論の出ない会議など、目的を失った本質からかけ離れた無為な作業が存在する。

このような状況に陥る原因としては、形骸化、コミュニケーション不足、成果主義などがありそうです。

形骸化については前例に倣っているとか知識やノウハウが人の入れ替わりによって断絶することによって、背景や目的が失われてしまっていることで表面をなぞっているだけになっている。

コミュニケーション不足は、作業の目的について説明をうけないままにただ作業を振られることによって、認識のズレやただ言われた通りのアウトプットができてしまうことで本来の目的が忘れられてしまう。なんなら仕事を割り当てた当人がこの作業の目的はなんだったかと作業者に聞く事態になる。コミュニケーションにまで効率を求めるとこのようなことが頻発することになるでしょう。

成果主義は、とにかく短期的に目に見えるものが求められていて、目的がないままに作ることによって発生する。目的を後付けすることもありますが、期間空いてしまうと目的は結局ないまま、伝わらないままに消失することとなる。

作業だけを見ると現代にも穴を掘らされて、また埋めるような行為が散見されるように思う。仕事の時間はどちらにしても自由時間ではなくて、作業するために拘束される時間なのだから、残業代が稼げてラッキーくらいに思っていた方が楽です。それかこの理不尽に耐えることも社会人としての役割の1つとして受け入れるか、無駄なことに思える行為にも何かしら自身のためか、組織のためかの意味を見出すことによって、無駄な時間ではないと思えるとよさそうです。

無気力を感じるような作業に関してすぐに発生原因を取り除くことは難しいです。そして今後もおそらく難しいでしょう。問題があることを皆が認識して改善しようと一気に動くことで一時的な問題の解消は見込めるかもしれません。ただ、発生原因までは取り除くことは難しいのではないかと思います。僕が今いる会社は規模の大きいところなので、組織の大きさにもよるかもしれません。いつの日か穴を掘り、埋める作業がなくなるといいですね。社会人の皆さん、強く生きましょう。

それではっ!

タイトルとURLをコピーしました