人生で初めて図書館で本を借りた話

ミニマリスト
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図書館で本を借りたことってありますか?

本に書かれていれる内容を入手する方法としては新品、古本、電子書籍、図書館で一時的に借りる、立ち読みなどが考えられます。お店や、ECサイト、施設を利用せずとも本を知り合いから借りたり譲ってもらうことも選択肢の1つです。

僕は基本的に本屋で買うことが多く図書館で本を借りたことはこれまでありませんでした。

昔、学校の図書室では本を借りたことがある。それも2、3回くらいだったように思います。当時は読書習慣もなかったので自ら進んで借りたわけではない。図書室の利用の仕方を授業の中で説明があった際に1冊は借りる必要があったのと、僕が通っていた学校では週に1回程度、1限目の前に15分くらい読書する時間が設けてあり、読む本がない時に借りていました。

普段は本や電子書籍を購入している僕が図書館で本を借りる選択をしたことについて紹介します。

本屋で買うor図書館で借りる

本を買う、借りるどちらの選択をしても同じ本から得られるコンテンツの内容(面白さや情報の質)は変わりません。本自体ではなく手に入れるまでのプロセスや本の読み方、読書後の本の扱いがそれぞれ異なります。

まず本は物理本と電子書籍どちらでも買ったり借りることができます。ただ、電子書籍を図書館で借りる場合は電子化されている書籍の数がまだまだ少なく物理本を選択することが多いかと思います。また僕自身、電子書籍よりも物理本で読むことが多いので、今回は物理本の観点から比較したい。

本を手に入れるまで

本屋、ECサイトは読みたいと思う本を見つけ、その場でお金を支払うことで買うことができます。ネットで買うと1-2日かかりますが比較的すぐに手に入れられ読むことができます。本を新品で購入しようとすると1冊の値段がだいたい1000-2000円が多いです。

著本にするまでに費やした時間、著者の専門知識に触れたり、経験したことを知識として得る、物語を疑似体験することができることを考えると1冊1冊はかなり安く入手することができると思います。

とはいえ、購入した冊数が多くなってくるとだんだんとコストが膨らんでいき、バカにならない金額がかかってくる。

好きな著者や既に読んでいる分野、シリーズ物であれば、本を購入する決断を下しやすい。反対にまったく読んだことのない新しい分野の本を手に取ると買うかどうかの判断が難しい。

時間もお金は有限だし、お金を支払うほどの価値があるのか、つまらない本だったらどうしようと迷いや不安が生じる。読んでみないことには分からないし失敗することも1つの経験。継続して買う買わないの判断をすることで本を選定する独自の基準を形成していくことができるとは思います。

図書館で借りればなんといっても、本を買うことなく読めることができます。よく自己投資の1つとして読書があげられますが、金銭的コストを0円に抑えることができます。読書習慣がなくても本を読んでみるきっかけづくりにもなります。

図書館を利用する人が本を借りることができるということは、読みたいと思った時にその本が、貸出中であるであることが当然発生します。人気の本だと既に次の予約されており、10人以上の予約待ちということもある。そのため、借りてからの返却期限が2-3週間だとすると半年近く、それ以上の期間を待つことにもなりかねない。

そんなに長い間待つことになると、読みたいというモチベ―ションは既に失われており、その本を読む機会を失ってしまいます。

施設数が少ないという問題もあります。僕がたまたま住んでいる近所に図書館があるので行ってみることにしましたが、本屋に比べると圧倒的に少ないです。

ネットで予約すれば自宅に本が届くということもありません。図書館に通うために時間と労力を必要とするのであれば、本屋やECサイトで購入したほうがよいです。

本の読み方

本を購入する場合は、その本の所有者となったわけですから、気になった箇所に付箋を貼ったりマーカーを引く、折り目を付けるなどといったことが自由にできます。

せっかくお金という対価を払うことで手に入れた本だから一字一句隅々まで読まなければという意識が働いている。物語をよんでいて面白いなら、このような読み方でもいいと思います。

ただ、学びや欲しい情報を手に入れることを目的としているならば、達成すべきは丁寧に読むことではなく、著者が伝えたい、伝えようとしている情報を汲み取り活かすことです。頭では理解できていても、もったいない!と心理的に抵抗していた。

借りる場合は、本に対して書き込んだりと加工することができません。なるべく借りたときと同じ状態を維持することが求められる。購入する際に比べて本を丁寧に扱う必要があります。

気になったことは紙やpcなどを利用して書き写すので少し時間がかかってしまう。そのぶん付箋やマーカーよりも1回目で記憶に定着しやすいと思います。

本を乱雑に扱うことは普段してないものの、意図せずに折り目がついてしまうことはどうしてもあります。自分の本ではないからか今後も利用する人のことを考え、普段よりも余計に気をつかっている。

購入することに比べるとそもそも無料で読むことができているため、隅から隅まで読もうという意識を持たずに読書することができている。今回図書館を利用してここに気づけたことが1番大きな収穫。借りた後で読みたいと思えなかったり、途中で面白さに欠けると思えば読まないという選択も取りやすい。ためにならない本なら無理に読んで時間を浪費することはない。

また、返却期限があることでじっくりと丁寧に読むことよりも読み切ることを重視することができ、集中して読むことができる。本を読み始めるとすぐにスマホを触ったり別のことをしてしまったりするあるので、外部の要因に頼ることで集中力を維持できます。

読書後の本の扱い

本を買っていれば、家の中にどんどん本が溜まっていくことになる。面白い・つまらない本、また読みたい・もう読むことはないといった本を含めて。また読みたいと思って、2週以上読んでいる本はほんと一握り。1度読んだ多くの本が再度開かれる機会はほとんどなく家の本棚のスペースを圧迫、溢れることになります。

僕はこれまで読んできた本をほとんど手放すことはしてきませんでした。不要になった本をいつまでも所持していると本棚以外のスペースを広げることになり部屋がスッキリしないし、掃除に時間がかかってしまいます。解消するためにも少しずつ整理を始めているところです。

収納できるスペースを決めて、ためになった本や2回目読む可能性のある本を厳選することで残すほんと手放す本とを選別することができます。自分が好きな本の趣向や価値が高いと感じた本について再度確認し、読書体験や価値観に大きな影響を与えてくれた本をより大切にすることができます。

手放すと決めた本は、古本屋でまとめて売ったり、フリマサイトで1冊ずつ売ったり、寄付する、人にあげる、捨ててしまうといった選択肢を取ることで断捨離することができる。

本を借りる場合は、読み終わったあとは図書館に返却することになり手元に残ることはありません。そのため家の中が本で溢れるといったことにはならずに手放すことができます。そのかわり借りている物であるから2回目読みたいからといって手元に残しておくことはできない。

また読みたいと思った時には再度借りることで読むことは可能です。ただし貸出中ではないという条件はついてしまいます。

組み合わせて利用する

本屋で購入する、図書館で借りるどちらも良し悪しがあり一方でしか本を入手してはいけないということではないです。

本屋には売ってたんだけど、最寄りの図書館では取り扱いがない、貸し出し中だから読めないと諦めるのではなく、図書館ではすぐに入手が難しいから本屋で購入して読んだ後に手放すのかどうかを判断する。

図書館で借りた本が何度も繰り返し読みたい本なのに、期限がくれば返却しなければいけない。ならば本屋に行き、既に1度読み終わっている本を購入する。

気にはなるけど、買うかどうか非常に迷っている。迷っている時間がもったいないです。図書館で取り扱いがないかどうか確認してすぐに借りられそうなら借りる。そうでなければおとなしくお金を払って購入する。

などといった状況に応じて新品、古本、電子書籍、図書館を選択ができると効率よく読書することができるし、満足度を上げることができます。

さいごに

図書館には本屋では取り扱いがされていないなどの理由で見ることのない本も置いてありました。買いたい本が明確じゃなくても本屋に行くことが多いため、普段会うことのない新しい本を見つけることができたので、また利用するのが楽しみです。

新品の本にこだわっていた理由の1つに潔癖症だったことがあります。そのため本に限らず誰かの手に1度渡ったことのある物を利用することをためらっていた。

図書館に行くと流行り病によって導入されたであろう本を消毒するための装置が置いてある。使用してみたが、長年にわたり何度も貸し出されたことによってできた傷や汚れが落ちるわけではなく使用する前と変わらないように感じる。それもそのはずで、あくまで菌を除去するための装置。

傷や汚れが手に触れることができないほど汚いものであるかどうかは主観によるものが大きい。もし司書さんがなんの機能もない箱の中に本を入れて、しばらくしてから本を取り出し綺麗になりましたと伝えてくれるとしたら僕はそこまでの抵抗を覚えることなく本を読むと思う。

借りた人がどんな人でどんな読み方をされて自分が手に取ったのかを知るすべはありません。だから、どうしても悪い想像をしてしまいがちです。僕はそれから目を背けているのか、あるいは許容しているのかどうかは自分でも消化しきれていない状況です。

図書館で借りることは手放すことが前提のため、購入した本を手放すことがめんどくさくなっている僕にとっては大きなメリットです。たぶん潔癖症がマシになっていることもあり、すぐに借りることができる場合にはとりあえず今後も図書館を利用し続ける予定です。

それではっ!

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