はじめに
エアコンには暑い時期も寒い時期も冷房と暖房機能に大変お世話になっている。夏は熱中症を防ぎ、冬には風邪から守ってくれる。年々、暑い時期と寒い時期が長期化する傾向にあって基本的に半年以上は使っていることになります。
今年の夏も例にもれずエアコンがなければ乗り越えることができなかったことだろう。こんな暑い気温の中エアコンが壊れでもしたら一刻も早く新調して使えるように動くでしょう。経験的に壊れるタイミングは何故か夏の時期のことが多い気がします。気温が高くなってそろそろエアコンを使おうとしたら付かなかったり、夏本番のクソ暑い時期に壊れて動かなくなったりします。適温で過ごせる時期にエアコンを付けて壊れていないか確認することはまずないので、必要な時に壊れているとなんでこのタイミングなのと萎えます。
部屋の温度を適温にすることができる便利な文明の発明ではあるのですが、昔から気になってる不便なところが1つある。コスト面や耐久性を考えてのことなのだろうけれど、不便なものは不便。
最新のエアコンはスマートフォンと連携できる機能が搭載されているモデルもあるため、将来的にはこの不便な問題はなくなることになるだろう。
100歩譲って、エアコンが勝手に止まってしまうのは仕方がないとしよう。室内が設定温度に近づいて温めすぎたり冷やしすぎたり、室外機の放熱が上手くできていない、連続して使い続けているなどの場合に止まってしまいます。これは室内の気温を設定上に下げたりあげたりすることを防ぐことと、故障リスクとなるため必要な処置です。
ただ、新しいモデルが出たからといって買い替えるモノではありませんのでこれから紹介する問題が解消するのはまだ先になりそうです。
不便なところ
不便に感じる所はエアコン本体の温度設定とリモコンのディスプレイ設定がズレる場合があることです。リモコンから送信された信号がエアコン本体に届かず受信できないとリモコンに表示されているディスプレイの温度だけが変更されて、エアコン本体の温度設定は変わらないという問題が発生する。なんでこんな仕組みなっているの…
温度設定に成功した場合と失敗した場合、失敗した後の設定変更のフローをそれぞれ見てみる。
信号の受信に成功した場合
リモコンからの信号をエアコンが受信できた時のフローは以下のようになる。
- 温度を変更するためにリモコンのボタンを押す
- エアコンがリモコンからの信号を受信してピッと音が鳴る
- リモコンのディスプレイに表示されている温度が変更される
- ディスプレイを見て温度を設定が変更されていることを確認する
信号の受信に失敗した場合
リモコンからの信号をエアコンが受信できなかった時はこうなります。
- 温度を変更するためにリモコンのボタンを押す
- リモコンのディスプレイに表示されている温度が変更される
- ディスプレイを見て温度を設定が変更されていないことを確認する
音が鳴らなかった時点で信号がエアコン本体に届かなかったことが分かっているのですが、どうしてもとりあえず確認しちゃいますね。
信号の受信失敗後、予定していた温度設定にする場合
この仕様によって本来設定したかった温度に切り替えるために以下のようになります
- 温度を変更するためにリモコンのボタンを押す
- リモコンのディスプレイに表示されている温度が変更される
- ディスプレイを見て温度を設定が変更されていないことを確認する
- 1度温度設定を上げるか下げるかするためにリモコンのボタンを押す
- エアコンがリモコンからの信号を受信してピッと音が鳴る
- リモコンのディスプレイに表示されている温度が変更される
- 本来設定したかった温度設定にするために再度リモコンのボタンを押す
(さきほど、温度を上げたらなら下げるボタンを押す。下げたなら上げるボタン。) - エアコンがリモコンからの信号を受信してピッと音が鳴る
- リモコンのディスプレイに表示されている温度が変更される
- ディスプレイを見て温度を設定が変更されていることを確認する
リモコンとエアコン本体の温度設定がズレることによって、操作が余計に増えてしまっている。そんなに時間がかかるわけではないですが、4番~6番の手順がなくてボタンを1回押す動作が少なくて済むのにと考えてしまう。
どうしてリモコンとエアコン本体の通信はリモコンからの単一方向通信で、リモコンとエアコン本体が双方向通信ではないのだろうかと。
リモコンのディスプレイに表示されている温度が現在の部屋の温度になるわけではないですし、リアルタイムに変更されることで便利さを欠いていると感じる。それならディスプレイから温度設定なんてないほうが、暑いか涼しいかを自身の感じるままに判断できるほうがデザインよいとすら感じてしまう。
機械同士でもコミュニケーションエラーが起きやすいことを僕に知らせてくれているのだろうか。人間同士ならなおさら気をつけなさいと。
あるいは温度が表示されているディスプレイから目に見えているデータがいつも正しいとは限らないことを伝えたいといったような僕には思いもよらぬ崇高な考えがあるのかもしれません。
理由を知ることは難しいですが、製造コストが増加することによるものが大きいのだと思います。
さいごに
最近のエアコンだと、快適に過ごせるように部屋の温度を自動で調節してくれる機能が搭載されている製品もあって、温度調節する必要がなくなりつつあるようです。暖房冷房を使っているとき、部屋の温度を下げるか上げるかは意外と悩みますし、気づけば部屋の気温が変化していることもあるのでありがたい機能です。
また、スマホと連携できる機能がついているエアコンは、外出先から帰宅する前にエアコンを遠隔でつけることができるので、部屋に入ったタイミングで既に快適な温度という体験を得ることができます。
買い変えるタイミングって壊れた時でしかないと思っていますので、数年後に購入するであろうエアコンの性能をちょっとした楽しみにしておきます。
それではっ!