先日、日経平均が34年ぶりにバブル期であった頃の高値を更新して39,000円を越え、いまや4万円に迫っています。
4万円を超えてもまだ株高が続くとの予想がされているようです。
日経平均は投資をしていない人からすると、聞いたことはあるけど何かは知らない、高いほうがいいくらいの認識ではないでしょうか。
日経平均株価は、日経経済新聞社が算出して公表している株価指数のことです。別名では日経225(Nikkei225)とも呼ばれ、東京証券取引所のプライム市場に上場する約1,800銘柄の中から選ばれた225銘柄の株価を基にして算出されます。
4月と10月の第1営業日に銘柄の選定が行われて高いガバナンス水準を備えた銘柄が選ばれます。
1950年9月7日に算出が開始されたそうです。
普段の生活で聞いている日経平均は日経平均株価を省略した言葉になります。
僕自身ふわっとした理解しかしておらず、知りませんでした。NISAはしているけれど、投資信託をとりあえず購入しているだけで個別株の売買もしてないため、まだまだ知らないことが多いです。
日経平均が上がっている理由の1つにはNISAやiDeCoの非課税投資枠ができてから、投資する人口の割合が増えたことも影響しているのだと思います。
日本は投資する人の割合が少ない国だと言われており、現金や預金の比率が高く、株式や投資信託の比率が低い傾向にありました。
投資に関する情報を手に入れやすくなったり、学校の授業で知識を身につけ興味を持つ、FIRE(Financial Independence, Retire Early)が世間的にブームになったこともあり、年々投資人口が増えています。
2024年からNISAは制度が変わり、新NISAとしてつみたて投資枠と成長投資枠を併用することができ、合計で1,800万円まで投資することができるようになりました。
新NISAになったことで、非課税保有期間が無制限となったこととスマホでネット証券に容易にアクセスして株式や投資信託の売買できる手軽さなどの条件が相まって若年層を中心にますます投資する人が増えているようです。
日経平均は高値を更新してバブル期を超えているというのに、僕らの生活は大きく変容してはいないし、景気の良さを感じることができていません。
その恩恵を受けているのは、日本株に投資している人だけです。
1980年代後半から1990年ごろにかけて発生したバブルは株式市場の急騰というだけではなく、他の様々な条件も重なったことで生まれたのです。
他にも複数の要因があろうかと思いますが、2つほど紹介します。
1つ目は不動産バブルです。不動産市場が急騰し、土地や建物の価格が大きく上昇しました。なかには非現実的な水準にまで到達し高額で取引されていたようです。
2つ目は消費ブームです。ステータスや成功を示すために高級な車や時計、バックなどの商品の購入、そして海外旅行や高級ホテルの宿泊などのサービスを受けるといった贅沢な生活が流行していました。
現在は、日経平均のみがバブル期の水準を超えているのみのため、個々の人々の生活に直接的な影響を感じることはほとんどないでしょう。
企業に雇われている社会人は自分の時間的リソースを対価に給料をもらっているわけですから、日経平均が上がったからといってすぐに給料に反映されることはないですし、おまけに物価は上がっている。
せっかくNISAをしているのだから、思考停止で買い続けるのではなく、もう一歩踏み込んで個別株にも挑戦したいなという思いが日に日に強くなっています。
最近また投資に関する本を何冊か読んでいると、一度買った株は売ることなく持ちつづけることがどんな手法よりもパフォーマンスが高いのだということが書かれていて、その考え方が強固になってきているのですけれど。
おそらく僕を含めて、多くの人が主にお金を稼ぐために持っているのが時間的リソースです。
この時間的リソースは病気や事故、失業、経済的な変動などの予測することのできない出来事によって失われてしまう可能性があります。
先日はコロナになったこともあって、人生は予測不可能であるため、資産を築くにあたって複数の手段を持っていると経済的な安心をもたらしいざというときに安心することができると感じた。
僕の場合は1社目をわりと思い切って辞めてしまったこともあって、時間的リソースを金銭的な価値を生まない期間を作ってしまいました。
現在は2社目で働いてはいますが、そのうちまた辞めてしまうことになるのではないかと、自分自身のことながら若干不安である。
その不安を解消するためにも複数の収入源を持っておくことは特定の収入源に依存しないことに繋がり、僕にとって大切なことです。
投資家はお金を運用することで、お金自体に働いてもらうことができます。運用で得た収益は再び投資に回すことで福利効果を得ることができます。
将来必要となる老後の資産やリタイアするための資金を作ることだって可能になる。
福利は利益が利益を生む仕組みで運用期間が長ければ長いほど、その恩恵を存分に受けることができる。
ただ、日経平均が上がっているからと言っても必ず稼ぐことができるなんてことはなく、いつの時代いかなる状況であってもリスクは決してなくならないものです。
退場することがないようにリスクを受け入れ適切な知識を持って少額から投資を始めたい。
それではっ!