はじめに
パソコンを買い替えてからというもの、財布のひもが緩くなり普段よりも買い物が多くなっている。だからといって、不必要なものを購入しているわけではなく、前々から購入を考えていたアイテムを短期間に揃えている。今回紹介するマットレスもそのうちの1つ。
買い替えることにした経緯は、デスクワークで日常的に負荷をかけていることと本を読む時間が多少なりとも長くなったせいか肩こりと腰痛が酷くなってきてなかなかつらい状態が続いていた。首への負担が大きくなったことが一番の原因だろうけれど、それには気づかずマットレスが身体に合っていないのかなと考えた。
これまで同じ布団で2年以上はぐっすり寝ていたのに、急に合わなくなるなんてことは考えづらい。本来なら普段の過ごし方を疑うのが通常だと思うが、睡眠時間が短くなっていることによって寝不足が続いていると感じていたこともあって寝具のせいにした。そんなわけで勘違いからマットレスの購入に至る。
1日の時間をかなり大雑把に分類すると、睡眠、仕事、自由時間と3つに分類でき、それぞれ約8時間を消費する。人生の1/3の時間を寝具の上で過ごすのだから、睡眠環境を整え良質な睡眠を得るために寝具や気温、部屋の明るさに配慮することの大切さが分かる。
ホテルに宿泊すると、フカフカの柔らかいベッドで寝ることができる。荷物を置いて少し休憩するつもりが倒れこむと今すぐにでも眠れそうになり、しばらく横になってしまう。ベッドも枕も柔らかく今日はよく眠れそうだと期待しながら眠りにつく。
その度に僕はあまりに柔らかすぎるタイプの寝具は合ってないのだろうと思う。1日2日程度では普段との睡眠環境が異なるために身体が適応していないからそう感じているだけで実際には1週間くらいは最低でも試した方がよりはっきりと適しているかどうか分かるだろう。
寝具売り場に行ってベッドに横になって寝心地の確認をしてから買う製品を選ぶ人がいる。よく眠ることができそうだという確証を得てから買いたいという気持ちはよくわかりますが、睡眠中は身体は脱力状態のため、横になって確認してもさほど意味はなさそう。実際に普段の環境で寝て質の良い睡眠が得られるかどうかを試してみるしかない。
なかなか事前に使用感をイメージすることが難しい寝具ですが、僕が購入したマットレスを紹介します。
アスリートも使っているマットレス「MLILY(エムリリー)」
MLILY(エムリリー)というメーカーのマットレスを購入しました。マンチェスター・ユナイテッドの選手たちにも愛用されているマットレスです。購入したマットレスは優反発シリーズの三つ折りタイプ8cmの製品となります。優反発シリーズは5cm、8cm、11cmのタイプの3つのラインナップがあり中間の厚さになる。5㎝のタイプはベッドマットレスの上に重ねての利用で、8cm,11cmのタイプは1枚で利用することができる。
これまで敷布団を使って寝ていたので、硬めのマットレスであっても少し沈み込むため軟らかいなと感じた。反発して沈み込み過ぎずしっかりと支えてくれていると感じる。
8cmと11cmのタイプで悩みましたが、敷布団に近い厚さを選択しました。買い替える際は使っている環境に近いタイプを選択すると失敗が少ないんじゃないでしょうか。僕は身長175cm、70kgですが底付き感が感じられないのも当然かもしれません。自覚はないですが、敷布団だったのでその感覚が当たり前のものとなっていると考えられるため。
8cmタイプは三つ折りタイプなので、片づけてスペースを確保したり移動させたりしやすい。
睡眠時間だけでなくて質も大事
寝ている間は意識が途切れているから、ベッドの上で過ごしている時間をあまり意識していないかもしれませんが、人生の1/3は過ごしている。この事実を僕は軽視し過ぎていたように思う。寝具の変更を検討したことはあったのに、今でも特段困っているわけではないということでなかなか後回しになっていました。頻繁に買い替えるモノではなく、値段もピンキリですが選択を失敗したときに気軽にもう1つ買うこともお財布に厳しい。
寝具の選択肢はかなり多くあって、個々人によっても体型や体重、寝る姿勢などが要因で適切な硬さが異なるため万人に正解というものはありません。睡眠の質はもしかしたらマットレスの硬さには影響はほとんどないという可能性すらある。 僕は寝具を変えたことによって、よく眠れるようになったと感じてはいます。単なるプラセボ効果によるものかもしれない。腰痛が軽減したのは確実。よく眠れたという感覚と実際の睡眠の質は必ずしも一致するわけではないと思うので、そのうち睡眠を計測することのデバイスを使用してみたい。
マットレスを変えたことによって、身体の沈み込み方が変わったせいかこれまで使っていた枕の使用感も少し変わった気がしている。どうせならマットレスだけでなくて枕も身長してみようと思う。
睡眠は健康状態や仕事、自由時間のパフォーマンスにも大きな影響を与えるため睡眠の質を高めるように寝具を見直してみるとよいかもしれませんね。
それではっ!