パチスロ依存症を100度目の引退で克服

趣味
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某氏がギャンブルで大負けしたニュースが話題になっていますね。額はもちろん比にはなりませんが、ギャンブル依存症に関しては他人ごとではなかったかも知れないと思う。

大学生2年生の時に初めてスロットを打った。外に出かけてする趣味を持っていなかったので、紹介してくれた人よりもかなりハマった。

ギャンブルはどうせ負けるようにできているのだから絶対にしないとすら宣言していたのにも関わらずである。

最初はパチンコを打って2,000円入れて一瞬でなくなってよくわからずにその日は帰った記憶があります。

スロットで一番最初に打ったのはジャグラーという機種です。こちらもビギナーズラックとはいかずに、2,000円かそこら負けました。

始めたての頃は、1人ではなく誘われた時にたまに店に行ってするくらいで、比較的あたりが軽めのジャグラーをしばらく打っていた。当たったときは、脳汁が出てもっと打ちたいという衝動に駆られる。ドーパミンという脳内麻薬によってますますスロットに惹かれていくことになる。

金銭感覚はまだ正常で数千円負けるとなんてことをしてしまったんだと後悔しもう取り返すことができないと喚いてた。

この段階で既に二度としないと言っていた。この先何回同じ言葉を発するとも知らずに。

大学時代の知り合いには普段は冷静なのに打たせちゃいけないヤバい人だという判定を下されるレベル。そこまでのめり込んでいるわけじゃないと本人には自覚症状が全くなかったわけです。

勝ったり負けたりを繰り返して少しずつ負け額が増えてはいましたが、まだ楽しめていて

今にして思えば一番辞めるのに適していたタイミングでした。

今日は投資分のお金が回収できなくて負けたとしても、最終的に換金できれば実質勝ちということにしていた。当然のように普通に負けです。

投資額を回収できない経験をするたびに次こそは勝ってやるぞと余計にのめり込む日々を送るようになった。

負けが込んで軽めの当たりの機種では一向に取り返すことができず、負け額は徐々に増えていきます。

負けている額を回収しきるまで引退するというわけにはいかずに、リスクを取って当たりが少し重めの機種を打ち始めます。そんなことはもちろん叶いません。サンクコストの概念を知ってれば、もう少し客観的に俯瞰して意思決定できたかもしれません。

サンクコストは日本語だと埋没費用と呼ばれ、既に投資した額や労力などのリソースが回収できなくなってしまった費用のことです。

当時の僕はそんなことを知るわけもなく、アニメが好きだったということもあってまどマギとバジ絆という機種が特に好きでよく打ってました。演出も複雑で面白かったです。

軽めの機種よりも大きく勝つこともできますが、そのぶんリスクもあるわけで負けた時の額も大きくなります。勝つよりも負けることの方が多いため総合的な負け額も増えることになる。稀にですが、10万円を越す勝ちになることもあってドーパミンがドバドバ脳内にあふれて虜になってしまいます。

一日中打つこともありました。環境音がものすごく大きくて、そんな大音量を長時間浴びていると夜寝ようとベッドに入っても頭の中でBGMが流れ続けていてなかなか寝付けなかったです。耳の細胞は元には戻らないらしく、音によって耳が悪くなっていると思われます。

少し重めの機種を打っても総合がプラスにはなりそうもありません。ではさらにリスクを取ってという思考になり当たりが重めの機種であるgodとかも打つようになります。

ジャグラーとかgodとかはスロットをしたことがなくても聞いたことくらいあるかもしれませんね。

ほんと大学時代の長期休みとかは頻繁に打っていた気がします。あのまま続けていれば、そう遠くないうちに3桁万円のマイナスに到達していたことでしょう。

大学を終えて社会人になってからは大分行く頻度と投資額は大幅に減らして回収するよりも趣味として遊んでました。

ずっと辞めよう、引退しようとはいましたが、仕事でストレスが溜まったりすると比例するように頻度も増えちゃいました。

少し前に普段利用していた店舗が閉店するということで、それからぱたりと行かなくなりました。少し足を延ばせば打ちに行くことは可能なのですが、不思議なことに自然と辞めることができています。

あんなにも引退しようとして辞められなかったのに自分自身とても驚いています。

環境の変化が僕の行動を変容してくれたのです。自分の力では変えられなくても、時には外部の変化に頼ることで行動・生活リズムなどなど様々なことが変化します。

今回の場合は、閉店したことによるものですが、住んでいる地域を変えたり、転職するなどして環境を変えることで自らも変化することができる。

変化したいという願望を抱きつつも、意志力が弱いと感じるならお金や時間的なリソースを消費することになっても外部の環境を変えるのはおすすめです。

他のギャンブルにはあまり手を出していなかったので、スロットを打ちにいかなくなったことで、ギャンブル自体をやめることができました。

3か月ほど経過した時点でもう打ちに行きたいという感情が湧くことはなくなりました。

ギャンブルからどんな教訓を得ているんだという恥ずかしい話ですけど笑

それではっ!

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