僕の趣味の1つに散歩があります。
座っている時間がかなり多いため、意識的に散歩することで気分転換できます。
必要なものも、お金もかからないすぐに始めやすい趣味だと思います。
変化に気づきやすくなる
毎日歩くという行為を通学や通勤、買い物や遊びに行く際にしている人は多い。けれどそれは自分から歩こうと決めたわけではないはずです。
意識的に歩く時間を作り出すと、自分の精神状態や風景の変化に気づくことができるようになります。
季節や天候、時間帯による自然界の移り変わりによって陽が落ちる時間、花の匂い、空の様子などを五感で感じることができます。
また、建物や活動している人々の微細な変化に気づくことができ、新しくできたお店や人の移り変わりなどの外部環境の変化を捉えることができます。
意識的に歩くことを習慣づけると、自分の体や精神面の変化に気づくことができるようになります。今日は気分がいいとか、いつもより右足に力が入っているとか、呼吸がいつもより多くて緊張しているなど自分のことでもさまざまな変化があることを知ることができます。
毎回同じ道を散歩していても、まったく同じ環境に出会うことはなくて、新しい発見を見つけることができるようになります。外部と内部環境の両方の変化に敏感になり感受性を高めることができます。
リフレッシュすることができる
悩みや考え事を解消しようと机に向かっても、思考が上手くまとまらずに、モヤモヤとした感情を抱えたままにスッキリと解決できないことがたくさんあります。
考えようとすればするほど考えなければという思いが先行してしまって、考えていることに対して思考を巡らせることができなくなってしまう。
そんな状態では、考えようとしているだけで実際にはほとんど思考できてはいないために、一度休憩を取り思考することから意識を逸らす必要がある。。
体の状態と精神の状態は、人間の個体の中に独立して存在しているわけではなく、ある程度連動しています。
机に長時間向かって同じ姿勢で考え続けていると血流が悪くなり筋肉への酸素供給が減ることによって筋肉が固まってしまいます。体が固まると思考も固まってしまい、思考までもが固まってしまいます。
散歩をすることで長時間同じ姿勢を維持して凝り固まった体の緊張状態をほぐすこができます。
体の緊張が解かれることによって、頭の中がスッキリし、別の視点で考えたり思いがけないアイデアを出すことにもつながる。
僕はただでさえ、長時間座って過ごすことが多いので、意識的に体を動かさないとすぐに運動不足になってしまう。
散歩をすることで体も心もリラックスすることができて気分転換になっています。
すぐに始められる
新しく趣味を始めるのは道具を揃えたりできる場所へと赴いたりとハードルが高いけれど、歩く行為はどこでも可能で何かと準備する必要もありません。
お金はかかりませんし、日常生活での運動量を増やし、運動習慣をつける事のできる趣味です。
歩きたいなと思えば外へ出かけすぐに、開始することができますし、少し疲れてきたら休憩、もっと歩きたい、今日はやめようと思えばすぐに家に戻り始めることも自由に選択できます。
開始するまでの移動や事前の準備、後片付けがほとんど発生しないため、気軽に始めやすいです。
ただ、散歩は屋外でするために、天気には左右されてしまいます。ここ数年の夏はとても暑い陽が続き外での活動を長時間するには向いていない環境ですし、雨が降ったりしてもできないことはないですが、散歩するにはあまり向いていません。
僕は傘で防ぎ切れないほどの雨と風がないときは、たまに外に出て散歩します。歩く速度も距離も晴れの日に比べると短くなりますが、雨の日は晴れの日とは雰囲気が異なり雨の音はとても心地よく落ち着かせてくれるので、雨の日の散歩も好きです。
人には言いづらい
人に趣味を共有した時の散歩のウケの悪さは異常です。
え?散歩 笑
おじいさんじゃんという目で見られることが多く、趣味として他人に開示するのは辞めました。
もちろん気心のしれた間柄であって話したいと思ったなら話をする判断をしても問題ないです。
歩くことに一体何の面白みがあるんだと言わんばかりです。生活に馴染みすぎているためにマラソンなどのスポーツとは異なり趣味として認識されないのでしょう。
どんな趣味にせよ伝え方は大事ですが、趣味を話題としてあげるときは大抵、人とのコミュニケーションにおいて会話を広げようとしているのですから、歩いてますと言われてもとっかかりが見つけられずに戸惑わせてしまいます。
ウォーキングのイベント参加といったエピソードを合わせて話すことができると会話も弾ませることができるようになります。
脳の活性化につながる
現代人の多くは座る時間が多くなっていて、多くの人が運動不足になっています。ジムやスポーツを始めるハードルは高いとしても、1駅分手前で降りて歩く距離を伸ばすとか、階段を使うようにするなどで、歩行距離を伸ばして日々の運動量を増やすことは意識して取り入れやすい。
歩くことで脳への血流が増加し、脳の機能が向上すると期待することができます。運動全般にも言えることではありますが、運動によって脳内にドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質が増加し脳の活性化や気分の向上につながります。
さいごに
散歩は身体的な健康だけでなく、精神的な健康も得ることができるため、お勧めしたい趣味です。これほど始めやすい趣味はあまりなく、始めやすい割に様々な恩恵を得ることができます。
それではっ!